本間宗究(本間裕)のコラム

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2024.1.5

正月の大地震

1月1日の午後4時10分に発生した「能登半島大地震」については、60年前の「新潟大地震」を思い出させるとともに、これから想定される「世界的な大インフレ」を予兆させる出来事だったものと感じている。具体的には、「8月6日の8時15分に投下された広島の原爆が、その後の8月15日である終戦の日を表していた」という状況のとおりに、「4時10分」という時刻が、「辰の年、辰の月、そして、辰の日」を意味する「4月10日」という日時を表している可能性のことである。

別の言葉では、金融業に従事してきた「過去48年間」に、さまざまな「不思議な体験」をしてきたことが思い出されたわけだが、実際には、「戦後の26年サイクル」や「2001年の9・11事件が、その年の2月の出来事に予見されていた可能性」などのことである。つまり、多くの出来事に関して、「我々の知らないところで、天からのヒントが送られている可能性」のことだが、この点については、「気付くか気付かないかで、その後の運命に、大きな影響が出る状況」のようにも感じている。

より具体的には、「3・11大震災」の後に理解した「海千山千」、すなわち、「海で千年、山で千年修業した龍が、金龍となって天に登り人助けをするといわれる伝説」が、いよいよ、今年の4月に実現する可能性のことである。つまり、今まで「金融抑圧」により押さえつけられていた「金や銀などの価格」が、龍のように上昇し始めることにより、世界の金融システムが正常化し始める展開のことである。

そして、このことが「東洋の時代」の始まりであるとともに、「奪い合いの時代から分け合いの時代への大転換」を意味しているものと思われるが、実際には、「グローバル共同体の下で、社会の部品となり、忙しさのあまりに心を失いかけていた人類」が、精神的な復活を始める可能性である。別の言葉では、「富の時代から神の時代への移行」を想定しているが、この時に、大きな役割を果たすのが、「高次元のアナログ革命」、すなわち、「デジタル革命で失われた0と1との間にある世界の復活」のようにも感じられるのである。

具体的には、「生成AIなどを活用した新たな社会科学の誕生」を期待しているが、実際には、「時間の経過とともに、世の中が、どのような変化を見せるのか?」に関する「全体像」の理解が進展する可能性である。別の言葉では、「共同体の規模」と「マネーの残高」が、「どのようなメカニズムで変化するのか?」が理解されることにより、「経済学」や「マネー理論」、そして、「哲学」などが、飛躍的に進化を始めるものと考えている。