本間宗究(本間裕)のコラム

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2022.11.10

絵画と音楽の芸術性

シュペングラーの「西洋の没落」という書では、今まで気付かなかった「奇抜なアイデア」が、いろいろと述べられているが、この一つが、「絵画と音楽の芸術性」だった。具体的には、「二次元の平面に遠近法を取り入れることにより、三次元の空間を作り出す方法」であり、また、「遠近法」が作り出したものが、「遠さ」という「時間的な感覚」、すなわち、「四次元の時間的な意味合い」までをも包摂している状況のことである。

そして、「時代とともに、絵画や音楽が、独自の発展を遂げている状況」についても、詳しく述べられているが、この点に関して、私自身が気になった事実は、「言葉と音楽との関係性」でもあった。つまり、人間社会におけるコミュニケーション(意思伝達)の方法としては、最初に、「言葉」が思い浮かぶが、実際には、「以心伝心」という言葉のとおりに、「一種のテレパシー」のようなものが存在するものと思われるのである。

そして、この点については、物理学の「量子のもつれ」などと同様に、将来的に解明される現象とも思われるが、現時点における「私自身の仮説」としては、「西洋の音楽」が、「弘法大師の真言声明」などと同様に、「異次元間の意思伝達方法」とも言える可能性である。つまり、「ケプラー」が解明しようとした「星座と音楽との関係性」、あるいは、「東洋の四柱推命学や易学」などのように、「人間社会(此岸)」と「法界(彼岸)」との意思伝達方法である可能性のことである。

より詳しく申し上げると、「11次元にまで進化した自然科学」については、「物質面における秘密」に関して、過去数百年間で、いろいろな解明が可能だったが、一方で、「人間とは何か?」、あるいは、「我々は、どこから来て、どこに行くのか?」という「ギリシャ・ローマ時代からの疑問点」については、現在、ほとんど解決できていない状況とも言えるのである。そのために、シュペングラーは、ありとあらゆる観点から、この問題の解明に挑んだものと思われるが、「後世に生まれた我々の使命」としては、この点を、より深く追及することのようにも感じられるのである。

具体的には、私自身のライフワークである「お金」と「時間」、そして、「心」の謎を解明することにより、「より高次元の社会科学の発展に繋がる可能性」のことである。そして、この点については、間もなく、「デジタル通貨そのものが、神から紙へ変化する状況」となった時に、世界中の人々が、さまざまな真実に気付かされ、その後、「新たな模索の時代」が始まるものと考えられるようである。