本間宗究(本間裕)のコラム

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2022.9.4

ユナイテッド93

シュペングラーの「西洋の没落」では、「ピタゴラス以降、あるいは、それ以前における西洋の数学史」が詳しく述べられるとともに、一種の「数霊(カズタマ)信仰」とでも呼ぶべき思想までもが説明されていた。そして、この点に関して、私が気になる事実は、「暦のフラクタル」でもあるが、実際には、「ウクライナへの軍事侵攻」が発生した「2月24日」が「11月初旬に金融大事件の発生を示唆している可能性」である。

しかも、最近、「ユナイテッド93」という映画の再放送を見たことにより、より一層、この点に関する確信が強まってきたが、「9・11事件」に関する状況としては、「アメリカン航空の11便」と「ユナイテッド航空の175便」が「ワールドトレードセンター」に撃墜し、また、「アメリカン航空の77便」が「ペンタゴン」、そして、「ユナイテッド航空の93便」が、「乗客の抵抗により未遂に終わった」という顛末だったのである。

つまり、私自身としては、以前から、「1945年の77年後の2022年」、そして、「2月24日」に対して、暦のフラクタルで相当する「11月の初旬」に、「目に見えない金融ツインタワー」とも言える「デリバティブ」と「世界の国債」のバブル崩壊を危惧していた状況だった。そして、今回の映画により、「11」と「77」、そして、「93」と「175」という数字が浮上してきたわけだが、この点については、「1945年から77年後の2022年11月において、1日、3日、5日、7日、そして、9日に、金融の大事件が発生する可能性」を示唆しているようにも感じられた次第である。

より詳しく申し上げると、「天や神が、前もって、いろいろなヒントを与えてくれている可能性」に関して、以前から、数多くの「不思議な体験」を繰り返してきたが、この点については、「シュペングラー」が主張する通りに、「人知を超えた天の智慧」が含まれている可能性が、将来的に、解明される可能性も考えられるのである。そのために、現時点では、「数字の事実」だけを述べるとともに、注意深く、今後の展開を見守りたいと考えているが、基本的な態度としては、「どのような事にもチャレンジする行動力」が求められているものと理解している。

つまり、「あらゆる出来事に対して好奇心を抱くとともに、失敗を恐れずチャレンジする態度」のことだが、過去の人類史を振り返ると、このような行動が、新たな発見に繋がった状況であり、今後は、「自然科学」よりも、「社会科学」において、このようなタイプの人々が、数多く出現するものと考えている。