本間宗究(本間裕)のコラム

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2022.5.19

共産主義者の階級闘争

「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻」や「中国共産党の帝国主義的な行動」などを見ると、かつての共産主義国では、いまだに、「共産主義の亡霊」が存在しているようにも感じている。具体的には、「ブルジョア階級に搾取されたプロレタリア階級は、階級闘争により復権を果たすべきである」というような、「短絡的、かつ、誤った認識」のことでもあるが、この理由としては、やはり、「西洋文明に特有の奪い合いの思想」が働いている状況が指摘できるものと思われるのである。

より具体的には、今までの「階級」という「人爵」、すなわち、「この世における地位や名誉、そして、お金」などを求める「唯物論的な態度」が変化し、今後は、「東洋文明に特有の唯心論的な態度」、すなわち、「身分」や「天爵」などの「精神、あるいは、霊性に関する地位」が、より重要視される時代が訪れるものと考えられるのである。つまり、「階級闘争」から「高貴な身分を追求する時代」への移行のことであり、実際には、「お金持ち」よりも「高貴な精神や思想の持ち主」が尊敬される時代のことである。

別の言葉では、「土地や資金などを奪い合った帝国主義や資本主義」ではなく、「地球との共生を図り、他人への助け合いや分かち合いが重視される時代」のことでもあるが、この時の注意点は、やはり、「文明の相転移」という「時代とともに、社会の様相が変化する事態」とも言えるようである。つまり、過去数千年間の「人類の歴史」を辿ると、「複雑化」が進展し、「進化と創造のメカニズム」が働いている状況となっており、実際には、「大自然の真理」を追究する「自然科学」においては、「11次元」にまで進化している状況となっているのである。

しかし、一方で、「人間社会の真理」を追究する「社会科学」においては、いまだに、「三次元の段階」に留まっており、このことが、現在の「世界的な混迷」を生み出している「最大の要因」のようにも感じられるのである。別の言葉では、「カオスの縁」と呼ばれる「次のステージへの移行期」である可能性のことだが、このような状況下で発生する現象は、やはり、「既存の常識が破壊される事態」とも言えるようである。

つまり、これから予想される大変化は、「現代の神様」となった「デジタル通貨」に関して、「世界中の人々が、実態を知らされるような大事件の発生」であり、また、その後、「全く新たな価値観」が生まれる可能性であり、実際には、「デリバティブのバブル崩壊」だと考えている。