本間宗究(本間裕)のコラム

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2021.11.13

物理学の「四つの力」

物理学では「四つの力」が存在すると言われているが、実際には、「ニュートンが発見した重力」であり、また、「電磁気の力」のことだが、残りの「強い力」と「弱い力」に関しては、「法界(ほっかい)」と「大自然界」、そして、「人間社会」に関連した「力」のようにも感じている。つまり、「素粒子の統一理論」によると、「宇宙の進化」に連れて、最初に、「重力」と「大統一力」に分かれ、その後に、「大統一力」が「電弱力」と「強い力」に分かれたと言われているのである。

そして、最後の段階で、「電弱力」が「弱い力」と「電磁気力」に分かれたと言われているが、このことを、私が想定する「宇宙の発生メカニズム」や「世界の始まり」と比較することにより、「見える世界と見えない世界の間で、どのような力が働いているのか?」が理解できるようにも思われるのである。つまり、「重力」や「電磁気力」については、当然のことながら、「目に見える物質」に関する「相互の影響力」を表したものと言えるようだが、一方で、「強い力」や「弱い力」というのは、「法界に存在する神や天などと言われる存在」、あるいは、「浄土などに存在すると信じられている多くの霊的な存在」が関係しているようにも思われるのである。

別の言葉では、「仏教が教えるインドラの網」、あるいは、「真言密教の三密加持」などのように、「法界」と「人間社会(現実世界)」に関して、「何らかの相互作用」が存在する可能性のことである。つまり、「人間の良心」については、「想像以上の力が働いている可能性」があり、実際には、このことが、「弱い力」や「強い力」などの正体のようにも思われるとともに、将来的に、科学の力で実証されるものと考えている。

そして、このような考察から理解できること、現代の「科学」を信奉しすぎた人類が、「世界的な異常気象」に直面している事実であり、この結果として、将来的には、「人類そのものが、かつての恐竜のように、地球上に存在を許されなくなる可能性」も存在するのである。つまり、現在、人類に必要とされることは、「地球環境の悪化は、人類の行動に原因がある」という事実を直視しながら、「どのようにして、この問題を解決するのか?」を、歴史的、かつ、多面的に考察するだと感じている。

別の言葉では、「富と神とが、人々の行動に、どのような影響を与えてきたのか?」に関して、過去数千年間の事実を研究することでもあるが、やはり、この時に必要とされることは、「文明法則史学」の理解だと感じている。